【豆知識】自然に直る?トイレ詰まりを放置するリスク
絶対NG!”詰まりの放置”
こんにちは、水まもり隊です!
以前に更新させていただきました他記事でも触れましたが、大量のトイレットペーパーや異物により流れなくなってしまったお手洗いを放置するとどんなリスクがあるか、皆様はご存知でしょうか?
「もしかしたらいつか勝手に直るんじゃないかな」
「業者に電話するの面倒だな」
「これから数日出かけるし帰ってきてからでいいか」
様々なご事情はあるかと思いますが、これが恐ろしい事態を招く恐れがあるんです。
ではその恐ろしい事態とは具体的にどんな展開なのか?
今回はトイレの詰まりを放置した際に起こりうるトラブルについて具体的に触れていきたいと思います!
トイレの詰まり放置で発生するトラブル
①汚水が急に溢れる
まず最初に一番起こりうるのは「汚水が溢れてくる」
これは完全に詰まっているというよりも「あれ、今流れ方が悪かったような?」くらいの詰まり気味な状態を放置した場合に起きてしまうかもしれないトラブルです。
かなりの軽度な状態で一見問題なく使えていても、常に詰まり気味なままでお手洗いを使い続けてしまうと、徐々に便や水に溶け切れていないトイレットペーパーが蓄積されていき、詰まりが大きくなってしまいます。
そうなるとある日突然水を流した時に水が流れず「急に汚水が溢れた」という状況を招いてしまうんです。
②異臭・悪臭の発生
次に説明させていただくのは「異臭(悪臭)の発生」です。
便器の中に溜まっている”封水”と呼ばれる水、実はお手洗い周辺に下水管の嫌な臭いが入ってくるのを防いでくれる存在なんです。
そんな”封水”は普段の正常な状態であれば常に便器内に一定量溜まっていますが、お手洗いが詰まった状態で長期間放置してしまうと水位が下がるか、あるいは完全に無くなってしまう場合が…
そうなると、お手洗いから下水特有の悪臭が発生する、なんて事になってしまう恐れがります。
③階下への水漏れ
そして今回紹介させていただく中で一番避けたいトラブルが「階下への漏水被害」です。
一戸建てで下の階に汚水が漏れてしまうのは嫌な展開ですが、最悪なのはマンション・アパートで下の階の天井等から下水が溢れてしまった場合。
↓【階下漏水被害の施工事例】↓
階下が店舗様でも一般のご家庭様でも、高額な損害賠償を請求されてしまうかもしれないうえに、本来お手洗いの水漏れ被害等は火災保険が適応になる可能性もありますが…
不具合を放置して起きた水漏れ事故に関しては、保険適用外とされてしまう事も。
その為こちらのトラブルは、もし様子がおかしければ放置しない方が良い理由の代表と言っても過言ではないです。
④建物全体への被害
最後に紹介させていただくトラブルは③と同様にかなり大きいトラブルになります。
それは「近隣のお部屋、あるいは建物全体の排水機能への被害」。
マンション・アパート等の集合住宅では、各部屋から出ている排水管が敷地内で合流し一本化される構造になっています。
つまり、例えば各部屋から出ている排水管が合計で10本あったとしても、いずれは1本になるという事です。
なのでティッシュの様な水に溶けない紙類や異物の詰まりを放置し、合流先の1本になった配管まで徐々に流れ、そこで完全に詰まってしまうと他のお部屋の水まで流れなくなり、最終的に建物全体の排水機能がダメになってしまう!
という大きな被害が発生する恐れがあるんです。
ここまで説明してしまうともう想像できてしまうかと思います…
そう、③のトラブルと同様に恐ろしい「火災保険が適用されない」「高額な賠償金を請求される」が襲ってくるのです!
その為③のトラブルも含め、集合住宅の場合は特に専門の業者に依頼するか、管理会社に連絡するといった方法でなるべく早く対応するのをおススメします。
トラブル防止!詰まりを回避するポイント
以上、上記で紹介させていただいたのが、お手洗いの詰まりを放置した際に起こる主なトラブルとなります。
いかがでしたでしょうか、どれも起こってほしくないトラブルですよね
…特に③④なんかは。
ちなみに火災保険についても触れましたが、実のところ適用はかなり厳しく明らかな過失でなくとも適用されなかったり、されてもごく一部しか下りないのが現実だったりします。
そこでまず、根本的に詰まってしまう事態を避けるポイントですが
“水に溶ける紙以外、ティッシュ等は流さない“
“トイレットペーパーであっても大量にまとめて流さない“
“大便を流すのに小洗浄を使用したりタンク内に重りを入れる等の節水方法は控える“
が、大切になってきます。
最近は節水を意識したお手洗いや節水方法に関する記事が多く見られますが、それに比例して詰まり被害の件数が増えているのも否定しきれません。
お手洗いの適切な使用はもちろん、節水はあくまで適度に、無理な節水は控えてくださいね。
しかしながら、これらに注意していれば詰まりの予防になりますが不意に異物を落としてしまったりと、防ぎきれない事故もあるかと思いますので、そういった場合は業者への早めの相談が重要です。
詰まったトイレは放置せず業者に相談を
今回の記事ではお手洗いの詰まりを放置するリスクについて説明させていただきました。
繰り返しになってしまいますが、まとめさせていただくとやはり自然回復が見込めない場合や少しでも不安要素がある場合は、二次被害が出る前にプロの業者に問い合わせるのが一番です。
プロの水周り関係の業者であれば、原因不明の詰まりや厄介な詰まりであっても、現場の調査から処置まで適切で確実かつ素早い対応が可能です。
と言っても料金の相場や施工の流れ、かかる時間等の想像が出来ないと不安になってしまい業者への依頼をためらってしまいますよね。
そこで水まもり隊では現場の確認からお見積りまでを無料で行わせていただいております!
些細な事であっても悩まれてしまう前に是非、お気軽にお電話・メールにてご相談ください。
もちろん後から新たに不安事や疑問点が生まれた場合、先述しました火災保険に関するご相談等も、お気軽にお問い合わせ時や現場スタッフにお声かけくださいませ。
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