【助成金情報】船橋市で実施されている補助金制度~雨水貯留タンク編~
知っておきたい！船橋市の助成金制度
こんにちは「水まもり隊」です!
皆様は普段の生活の中で「助成金」「補助金」といった制度を目にする事はありますでしょうか？
地域ごとに、様々な内容の助成金制度が設けられていますが…
ニュースで大々的に取り上げられた感染症関係や、飲食店等の企業が対象のもの以外だと、あまり目にする機会は少ないかと思います。
しかし、助成金制度は個人を対象とした日常生活向けの物も多く存在しています！
例えば船橋市であれば以前、下記リンク先の記事にてご紹介させていただいた「雨水浸透ます」に関する補助があります。
【助成金情報】船橋市で実施されている補助金制度~雨水浸透ます(等)編~
ですが船橋市には他にも、補助してもらえる制度があります。
そこで今回は千葉市の助成金の1つ
【雨どい取付型雨水貯留タンクの設置】
について、ご紹介させていただきますね！
ちなみに、他の助成金制度と同じで、こちらの制度も実施期間内であっても市の予算額に達してしまうと申請・受付が予告なく終了してしまう恐れがありますので、利用を検討している方はご注意ください。
また、このタンクの設置で補助金を交付してくれるのは船橋市だけでなく千葉市を始めとした他の地域も同様です。
ただ、実施している地域ごとに補助対象になる条件やその金額が異なるので、お住まいの地域が公開している補助金交付要綱の内容のチェックをお忘れなく！
”雨どい取付型雨水貯留タンク”とは？
まず最初に”雨どい取付型雨水貯留タンク”がどんなものなのか、ご説明させていただきます。
簡潔に言うと【雨どい取付型雨水貯留タンク】とは【雨水タンク】【雨水貯留槽】とも呼ばれる【屋根に振った雨水を、雨どいを経由して貯めておく為のタンク】の事で、製品によって多少の差はありますが主にポリエチレン製で丈夫＆軽量なのが特徴です。
↓雨どい取付型雨水貯留タンクの参考画像↓
また、タンク内の水がいっぱいになると自動的に雨どいへ流水されるので破裂してしまったり、溢れかえって周辺を水浸しにしてしまう心配はありません！
↓雨どい取付型雨水貯留タンクの仕組み↓
駐車場や道路といった場所が増えコンクリートで舗装されているエリアが多くなった現代…
雨水浸透ますや雨水タンクの様な施設を設置する事で、大雨が降った際に河川の氾濫・住宅の浸水等の被害を抑制する効果が期待できます！
更に、貯めた雨水はお庭の散水に利用でき節水になるうえ、災害時の非常用水にもなる為、水資源の有効活用に繋がります。
補助の条件
次に、補助を受けるにあたって重要になる「補助の条件」ですが、下記の通りとなります。
下記の内容は全てクリアする必要があり、1つでも満たせていないと申請しても補助対象者にはなれませんので要注意です！
補助金交付の条件
①設置予定場所が船橋市域内の一戸建て住宅・共同住宅・長屋住宅・店舗・事業所である
②上記の土地・建築物を所有している人物が申請者である
③申請者が市税を滞納していない
※滞納理由を市長が認めた場合は例外
④設置予定のタンクが雨どい取付型の専用市販品で、貯留容量が50ℓ以上である
※注意事項※
ここで気をつけたいのは、逆に1つでも当てはまってしまうと補助対象外となってしまう項目があるという事…
そのNG項目を以下にまとめさせていただきますので、必ずお目通しくださいませ！
①申請者が法人or個人事業者として申請を行おうとしている
②申請をする前に、雨水タンクを発注、もしくは設置してしまっている場合
③設置予定の雨水タンクが中古品や自作品
④”都市計画法”に基づいた開発行為として、設置予定場所が既に市から、タンクを設置するよう指導を受けている
⑤既に1度、補助金の交付を受けた事のある雨水タンクを改造・修理しようとしている時
⑥”移転補償”に伴う機能回復の目的で、タンクを新設したり修理等をする時
⑦その他、市長がタンクの設置等の工事を行うのが不適当であると判断した場合
※ただし例外、あるいは対処すれば適応となるケースもありますので、当てはまっていたとしても市に確認してみるのが確実でオススメです！
【お問い合わせ先】
建設局下水道部 下水道河川管理課
財産管理係
TEL:047(436)2622
補助金の額
それではここで、1番気になる補助してもらえる金額に関してですが…
これは”雨水浸透ます”の設置を同時に行うか否か、によって変わります！
雨水浸透ますも新設(改修)する場合と、雨水貯留タンクの設置のみの場合では最大で3倍の金額差が生じますので、申請される際にはその事も考慮してご検討ください。
⑴”雨水浸透ます”の新設or改修を同時に行う場合
1申請あたり：~30,000円まで
※設置にかかった工事の費用によって変動アリ
⑵雨水貯留タンクの設置のみを行う場合
1申請あたり：~10,000まで
※設置にかかった工事の費用によって変動アリ
申請の流れ
それでは最後に肝心となる、申請手続きの手順についてご紹介させていただきますね！
①事前相談・打ち合わせ
船橋市の下水道河川管理課と補助希望者とで、助成金を申請をするにあたっての相談＆打ち合わせを事前に行います。
この話し合いは工事はもちろん、申請前に行う必要があります！
別の地域では申請書をダウンロード等で入手後に事前連絡なしで提出しても受理されます、が、船橋市は他の制度もしかり、まず事前相談をしないと受理されない恐れがありますので要注意です。
②申請書の提出
下水道河川管理課との打ち合わせ後、
【船橋市雨水浸透ます等設置事業 補助金交付申請書】
という申請書を提出します。
申請書は船橋市のホームページからPDF形式とワード形式の2パターンでダウンロードが可能で、記入例も掲載されています！
ただ、この申請書は記入するだけでなく、下記の書類を添付しなくてはいけません。
・工事の見積書の写し
・タンクを設置する予定場所の写真
・船橋市役所or最寄駅から、設置予定の場所(工事現場)までの案内図
・設置予定の雨水貯留タンクの構造図
・申請者の市税納付状況を確認する為の確認書
※ホームページから入手可能
(・申請の手続きを工事業者に任せる場合は、その委任状)
(・賃貸借の場合は承諾書等、その他必要になった書類)
結構多いですよね…
そこで下から2番目の項目”委任状”でお気づきになられた方もいらっしゃるかと思いますが、この申請は工事店に任せることが出来ます！
市税の納付書といったご自身で準備しなくてはいけない物もありますが、図面の様な自分で用意するのは難しいと感じる物もあるかと思いますので、業者に依頼した方が間違いがないので安心ですよ！
③交付の決定通知
申請書が受領されると間違い・問題がないか、補助対象として許可するかの審査が行われ、審査を無事クリアできれば申請者に
【船橋市雨水浸透ます等設置事業 補助金交付決定書】
という決定通知書が送られてきます。
この決定通知を受けて初めて、工事に使う材料の発注等の準備に取り掛かることが出来ます！
ちなみに、工事の内容に変更がある場合はこの段階であれば
【変更（中止・廃止）承認申請書】
に、必要書類を添付して提出する事で変更、又は中止する事が可能です。
申請をしないまま工事の内容を変えてしまうと、補助の対象外となってしまう恐れがあるのでお気を付けください！
④工事開始~完了検査
決定の通知を受け工事を実施する訳ですが、ここで重要なのは工事が完了してから20日以内に
【船橋市雨水浸透ます等設置実績報告書】
を、設置後の写真と工事に係わった領収書の原本を添付して提出し、施工が終わった事を報告する事です。
そして報告書を市が受け取り受理され次第、雨水貯留タンクを設置した場所に【完了検査】が入り、申請内容と相違がないと判断されれば補助金の交付に向けて最終段階になります！
⑤交付の確定通知~交付
完了検査が終了し、申告内容と相違がないと判断されると、市から
【船橋市雨水浸透ます等設置事業 補助金交付確定書】
が送られてきます。
これを受け取れば、後は交付を待つだけ…
ではありません！
この交付確定書を受領してから14日以内に
【船橋市雨水浸透ます等設置事業 補助金請求書】
という請求書を提出し、こちらから補助金の請求を行う必要があります。
確定通知書が送られてきたからといって、手続きが終わるわけではないうえに2週間以内という期限もありますので、これが最後の要注意ポイントです！
その後、請求書が受理されれば、今度こそ補助金の交付を待つのみとなります！
地域の制度に関するご相談もお任せください！
以上が船橋市における、雨水貯留タンクに関する助成制度になりますが、いかがでしたでしょうか？
自分の暮らしている地域であっても、意識して調べてみないと知らない制度が結構ありますよね。
そして、日常生活が安全・快適になるのなら是非活用していきたいこう言った制度…
しかしながら、「制度」なだけあって条件の細かさや申請の面倒さ、そもそも硬い文章で分かりにくいetc…
新設だけでなく、修理等で活用してみたくても、踏みとどまってしまう事もありますよね。
そこでもし、雨水浸透ますはもちろん、その他の制度を活用したい、あるいはどんなものがあるのか詳しく知りたい等、お困りの方がいらっしゃいましたら是非我々水まもり隊にご相談ください！
制度に関する疑問から申請のサポートまで、皆様の毎日を快適なものにすべく全力でご対応させていただきます！
どんな些細な事でも何でもお気軽にご相談くださいませ、24時間365日お電話・メールにてお問い合わせをお待ちしております。