【助成金情報】千葉市で実施されている補助金制度~防水板編~
地域の制度を活用して安全・安心な暮らしに!
こんにちは「水まもり隊」です!
皆様は「助成金」「補助金」といった、地域ごとで実施されている制度を利用されたことはありますでしょうか?
企業向け・一般向け、貸付・補助、全額交付・一部交付etc…
感染症の件で注目されたのもあり、こういったそれぞれの地域ごとの制度をよく耳にするようになったかと思います。
例えば千葉市の助成金制度の一例としては、水周り関係という事で下記リンク先の制度を過去にご紹介させていただきました!
【助成金情報】千葉市で実施されている補助金制度~雨水浸透ます編~
【助成金情報】千葉市で実施されている補助金制度~水洗便所改造(等)編~
【助成金情報】千葉市で実施されている補助金制度~合併処理浄化槽への転換編~
上記の助成制度は物価等の高騰により実施された給付金制度と違って、あまり聞きなれない制度ばかりですよね…
そこで今回は千葉市の助成金の1つ
【防水板設置工事助成制度】
に関して、ご紹介させていただきますね!
”防水板”とは?
まず最初に、そもそも”防水板”とは何か?についてご説明させていただきます!
【防水板】とは【止水板】とも呼ばれる【金属板等の浸水に耐えられる材質でできた、取り外しor移動が可能な板】の事です。
↓防水板(止水板)の参考画像↓
防水板(止水板)はその名の通り設置することで、大雨の際に雨水や河川の氾濫が起きた時に水の流入を防ぎ、浸水被害の予防・軽減に繋がります。
材質にもよりますが重さは1枚約15キロで、普段使用しない時は取り外し・移動ができる為、設置場所の近くに防水板を収納しておくことが可能です。
使用時にのみ取り出し設置、金具の締め付け等により止水するのでスペースを大きく確保する必要がなく、日々の生活を邪魔することもありません!
…ここ十数年、千葉市内各地で短時間のうちに強い雨が降る、局地的大雨が発生しています。
対して、開発に力が入り住宅が増え、宅地化が進んだことで雨水が地下にしみ込みにくい場所が多くなりました。
その為、低地部等では大雨の際に雨水が地表面に溢れ、床上浸水等の被害が発生するリスクが高くなってきています。
そこで防水板の設置を推進する為、平成23年4月から始まったのが「防水板設置工事助成制度」です!
住宅等の出入り口に防水板を設置するにあたって、掛かった工事費用の一部を補助してもらえます。
助成の対象エリアと対象者
助成対象の地域
この助成を受けられるエリアは
「千葉市内で、過去に浸水が発生した地域」
「過去に周辺で浸水被害があった地域」
この2つのうちの、どちらかに当てはまる地域です。
ちなみにもし、お住まいになられている地域かその周辺で、過去に浸水被害があったか分からない場合は
「千葉市ホームページのICT防災マップ」
で確認することも出来ます!
と、千葉市のホームページで解説されているので、そう言いたいところですが…
ICT防災マップは現在サービスが終了してしまっています。
加えて、防災マップは最新情報が反映されるまで時間がかかります。
本来であれば助成の対象エリアにも関わらず、マップ上ではそのことが確認できない恐れも。
その為、過去の浸水被害状況に関して確認したい際には
「千葉市下水道営業課」
に直接電話等で問い合わせるのが確実でおススメです!
※千葉市 建設局 下水道企画部 下水道営業課
TEL:043-245-5411
助成の対象者(条件)
次に、【助成の対象者(条件)】に関してですが、以下の条件をしべ手満たしている必要があります。
①千葉市内の住宅・マンション等の建物で防水板の設置・設置に伴う関連工事を行う
②個人である
③工事を行う建物が、過去にこの助成金制度を利用していない
④市長から助成対象として不適当の判断が下されていない
と、なります。
ご自宅の周辺で浸水被害が起きた過去があり、それが千葉市内であっても、ご自宅自体がギリギリで市をまたいでしまっていたり…
以前この制度を同じ建物で利用したことがあったり…
不動産等の売買を目的とした会社として工事を行っても、助成の対象にはなりませんのでご注意ください。
補助金額
次に【補助の金額】についてですが、金額は【防水板の設置・設置に伴う関連工事にかかった費用の2分の1】となります!
ただし、ここで気をつけたいのは【75万円を上限とする】という限度額の設定がある点です。
つまり、補助金の交付額のイメージとしては下記の様な形になります。
①「工事にかかった費用が50万円の時」
・50万円÷2=25万円
補助金交付額:25万円
自己負担の額:25万円
②「工事にかかった費用が150万円の時」
・150万円÷2=75万円
補助金交付額:75万円
自己負担の額:75万円
③「工事にかかった費用が200万円の時」
・200万円÷2=100万円
→交付額の上限は75万円
補助金交付額:75万円
自己負担の額:125万円
この様なイメージになります。
上限が75万円、というのはうっかりしがちかと思いますので、お気をつけください。
また、「設置に伴う関連工事」がどこまで適応されるか等、疑問や不安な事がありましたら依頼した業者や千葉市に問い合わせておくと安心ですよ!
もちろん、気になる事に関してお問い合わせいただけましたら、我々水まもり隊でもご対応させていただいています。
申請の流れ
それでは最後に肝心の、申請手順についてご紹介させていただきますね!
①申請
助成金の交付を申請する時は、は必ず工事着工の前に申請を行わなくてはいけません!
工事を開始してしまってからの申請では助成対象外となってしまいますので、もし、この制度を利用して防水板の設置をお考えの方は、工事が始まる前に依頼予定の工事店へその旨をお伝えください。
申請自体は千葉市のホームページにある「防水板設置工事助成金交付申請書」に、以下の書類を添付&市長宛てで提出して完了です。
①工事設計図
②工事見積書
③建物の登記事項証明書
④建物所有者の工事承諾書
⑤住民票
⑥その他、市長が指定してきた場合は追加の書類
※④申請者が登記上の本人であれば、省略可
※⑤法人の場合は法人登記簿謄本
②交付の決定通知と実績報告
申請が無事に承認されると、「防水板設置工事助成金交付決定通知書」が送られてきます。
この時、残念ながら「防水版設置工事助成金不交付決定通知書」が送られてきてしまった場合は、その名の通り補助金を受けられなくなってしまいます。
そして交付決定の通知を受けられたら、工事が終わり次第「防水版設置工事実績報告書」を作成し、市長宛てで提出します。
こちらの実績報告も申請時と同様、千葉市のホームページに様式があります。
③助成額の確定通知と交付の請求
実績報告書や関係書類の審査が通ると次に現場調査が実施されます。
ちゃんと防水版が設置されているか、何か問題はないか、その確認の為です。
そこで特に問題がないと認められれば、後日「防水板設置工事助成金額確定通知書」が送られてきます。
これでやっと交付金が受け取れる、訳ではないので要注意です!
この通知書はあくまで交付額が確定した。という連絡にすぎないので、申請者側から「防
水板設置工事助成金交付請求書」を市長宛てに提出する必要があります。
ちなみに請求書も他の書類と同じで、千葉市のホームページに様式があります。
そして請求書が受理され次第、指定の口座に補助金が交付される、という流れになります。
地域の制度に関するご相談もお任せください!
以上が防水板設置工事に関する助成制度になりますが、いかがでしたでしょうか?
水害が予想されるとき「土のう」を用いて対策する方法もありますが、防水板より重い・設置&収納に労力を使う・設置に時間がかかる・場所を取るetc…
問題点が多いうえに、緊急時で急いでいる時に使うには少々使い勝手が悪いですよね。
↓ 土のうの参考画像 ↓
が、この防水板なら使用する緊急時も、使用しない普段の生活の中でも、不便が無くとても便利な存在です!
しかも工事にかかった費用の全額でこそありませんが…半額を最大75万円まで交付してもらえて浸水被害を防止・軽減できるのであれば、後々の事を考えると、お得ですよね!
しかしながら、申請書の記入の仕方から必要書類まで、制度を活用したいが難しく何が何だかよく分からない、どこで入手すればいいのか分からない、工事を依頼する業者はどこが良いのか…
等、お困りの方がいらっしゃいましたら、是非我々水まもり隊にご相談ください!
制度に関する疑問から申請のサポートまで、皆様の毎日を快適なものにすべく全力でご対応させていただきます!
どんな些細な事でも構いません、お気軽にご相談くださいませ。
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