【豆知識】キッチン排水溝のお手入れ方法
”こまめ”が大切!キッチンシンクのメンテナンス方法
こんにちは「水まもり隊」です!
皆様シンクは普段どのくらいお使いになられていますでしょうか?
お料理をされる方は勿論かなりの使用率でしょうし、自炊をあまりされない方でも手を洗ったりと「全く使わない」という事はないかと思います。
とすると、外泊等をしなければ一日一回は使われているのではないでしょうか。
そんな毎日使う汚れやすい場所であるキッチン。
お掃除をしなかったりちゃんと出来ていないと、油汚れや食べ物等のカスが蓄積してしまい、水漏れや詰まりといったトラブルが起きてしまう恐れがあります。
トラブルが起き厄介な事態にならない為にも、定期的なお掃除はとても大切です。
そこで今回は、効果的なキッチンシンクの排水口とパイプのメンテナンス方法をご紹介させていただきますね!
汚れの種類と原因
まず最初に、主なキッチンシンクの汚れと、その原因としては以下の5つが挙げられます。
⒈油汚れ
→食品そのものや洗い物に付着していた油や皮脂
⒉水垢
水道水に含まれるミネラル分や洗剤・ハンドソープ等の残り
⒊サビ汚れ
→水・包丁等の金物・調味料の腐食から移ったサビ
⒋ぬめり
→食べ物のカスや生ゴミから繁殖した雑菌
⒌黒カビ
→シンクのひび割れやパッキン部分の繋ぎ目で繁殖したカビ
上記の汚れはそれぞれ原因や特性が異なりますので、同じやり方で掃除をしても汚れを完全に落とすのは困難になります。
そこで大切になるのは汚れの種類に合わせて洗剤等を変え、掃除方法を選ぶことです!
ちなみに、一番最初に上げました”油汚れ”は最もキッチンの排水口を汚している原因です。
環境面・衛生面から「油は流してはいけない」と、よく言われているのでお料理の際に使った油を直接キッチンに流してしまう方は少ないかと思いますが…
大量に流さずとも、お皿やフライパンを洗ったり等で流れてしまった少量の油が気が付かないうちに排水口にこびりついてしまう恐れは十分にあります。
加えてそこに、食べ物の残りカスが流れてしまったり、洗剤等が混ざるとさらに汚れが悪化してしまいます。
油汚れは早い段階で掃除することが出来れば、比較的簡単に綺麗にすることが出来ます、が、時間が経ち冷えると固まってしまい落とすのが困難に。
ですので、大掛かりな掃除や詰まりが発生してしまう前にまず、油や食べ物のカスは出来るだけ流さないように、普段から気を付けるのも大切になります。
使用する洗剤の種類や特性、排水口の汚れを放置してしまった時のリスクや
日々できるメンテナンス方法に関しましては、また別記事にてご説明させていただきますね。
お掃除方法~排水口~
①分解の仕方
ではさっそくキッチンシンクの掃除をするにあたって、排水口の分解の方法から説明させていただきます!
※あくまで一例です、造りが異なり分解できない場合はシンクの説明書をご参考ください※
【分解手順】
⒈ 排水口の蓋を持ち上げて外す
⒉ ゴミ受けを持ち上げて外す
↓ゴミ受けの一例↓
※ゴミが入っている場合は排水溝内に落とさないように気を付けて処分してください※
⒊ 椀トラップを反時計回りに回して外す
↓椀トラップの一例↓
⒋ 掃除が終わったら上記の手順を逆に遡って取り付けていく
②汚れの落とし方
【用意するもの】
・ゴム手袋
・ブラシ
・スポンジ
・塩素系のスプレー洗剤
※塩素系洗剤の取り扱いにはご注意ください※
【掃除手順】
⒈ 塩素系洗剤を使う前に必ずゴム手袋を着用する
⒉ ①で分解した各パーツと排水口内に塩素系洗剤をスプレーする
⒊ 洗剤を流さず、10~30分程度、洗剤の説明書きに従い放置する
⒋ 放置後、洗剤を流す前にスポンジやブラシを使ってこすり洗いをする
⒌ 汚れをこすり落とせたら、水で洗剤をしっかり洗い流す
お掃除方法~排水パイプ~
キッチンシンクの排水口から繋がっているパイプも勿論、分解してお掃除することが可能です!
しかしながらパイプ(ホース)の着脱や分解には破損してしまうリスクもあります。
破損・故障してしまうと水漏れの原因となってしまいますので、流れが悪かったり悪臭がしたりと、お掃除しなくてはいけない際には細心の注意を払って行ってください。
※あくまで一例です、分解前に必ず説明書をご参考ください※
①分解の仕方
【用意するもの】
・雑巾、新聞紙、ビニールシート等
・あれば養生テープ
【分解手順】
⒈ 分解前に雑巾や新聞紙、ビニールシート等を床に敷き詰め汚水で濡れないようにする
※養生テープがあれば固定するとより汚れにくくなります※
⒉ シンク内の水は流し切り、床面に固定されている防虫カバーと防臭キャップを上にずらす
⒊ 排水トラップとホースを繋げているナットを回して外す
※ホースとナットが一体化しているタイプの場合はホースごと回して外す※
⒋ 掃除が終わったら上記の手順を逆に遡って取り付けていく
②汚れの落とし方
【用意するもの】
・雑巾
・バケツ等の大きめの容器
・スポンジやブラシ
・中性洗剤
・パイプ用のブラシ
↓パイプ用ブラシの一例↓
※金属製のブラシは傷つけてしまう恐れがありますので使用はお控えください※
【掃除手順】
⒈ お風呂場や屋外などの濡れてもいい場所でない所で洗う場合は、いらない布などで床を養生し汚れないようにする
⒉ バケツなどの容器に、説明書きに従いながら中性洗剤を水で薄めた液体を作る
⒊ ①で分解した各パーツ(ホース)を液体につける
⒋ ホースの外側は普通のスポンジやブラシで、内側はパイプ用のブラシでしっかり洗う
⒌ 汚れが落ちたら水で洗剤を洗い流し、表面の水気を拭き取ったり乾かしてから元の位置に取り付ける
日々のお手入れでトラブルを回避
いかがでしたでしょうか?
ご家庭でできる範囲でのお掃除の中では少々面倒かとは思いますが…
こういったお手入れをすることで詰まりを防いだり、水漏れが起きていた場合には早期発見にもつながります!
とは言っても、こまめにするには大掛かりなお掃除になってしまい大変…
そこで洗剤や汚れの特徴と合わせて、もっと簡単にできるお手入れ方法を下記リンクの記事にて紹介させていただいていますので、是非そちらもご参考ください!
しかしながら、日々のお手入れをどんなに丁寧に行っていても、手の届かない所での汚れの蓄積や不意の事故で物を落としてしまったり…
トラブルが起きてしまう時はあります。
そんな時にはプロにお任せください!
我々水まもり隊が皆様の快適な暮らしの為に、全力でご対応いたします!
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